今は、サイト分析にgoogle analyticsを使って、よく見られている記事や、どのようなアクセスが増えているのかを分析して記事の内容や扱うテーマを考えていました。
でも、データ化されるまでに2.3日かかったりと少し遅れての分析になってしまってました。そこで、Ptengineというサービスを試してみる事にしました。
Ptengineとは
株式会社Ptmindが作った「ユーザーのサイト内での行動をサーモグラフィーで見える化」するためのツールです。
具体的に何が出来るかというと、
マルチデバイス解析
PC、タブレット、スマートフォン、それぞれの解析がまとめてできます。たくさんのスクリーンがある時代に対応したアクセス解析できます。
マルチドメイン解析
複数のドメインも一括管理が可能です。サイトをまたがった分析ができます。
ヒートマップ分析
PC、スマートフォン、タブレットのユーザーの動きを見える化します。
端末を選択するだけの簡単な操作で各デバイスに対応したユーザーのタッチ、視線の集中度、スクロール到達率を表示します。
マルチデバイスに最適化されたヒートマップが提供できるのはPtengineだけが持っている強みです。
イベントトラッキング
オートイベントトラッキング機能
オートイベントトラッキング機能は、データ取得のために特別なコード追加をすることなく、「外部リンク」「ダウンロード」「メール送信」という3種類のイベントが計測できる機能です。メディアサイトでは記事にて紹介したサービス等に対して、リンクがどれだけクリックされたかを測定することで、どのくらいの送客がされているのかを簡単に計測する事ができます
カスタムイベントトラッキング機能
カスタムイベントトラッキング機能は、計測したいリンクを管理画 面上で選択すると、そのリンクに対するクリックが計測される機能 です。申し込みフォーム等で、名前やメールアドレス等、複数の項目 を埋めてもらう際に、それぞれの項目をトラッキング対象とすること で、それぞれの入力項目における利用数が明らかになります。これに よりどの入力項目で離脱されてしまったのか計測する事ができます。
リアルタイム
フラッシュマーケティング、ECのキャンペーン、プロモーションの直後などはすぐに反響を確認したいはずです。そんな時にリアルタイムでアクセスを計測できる便利なダッシュボードがあります。
キャンペーン
現在運用しているキャンペーンのURLから自動的に流入パラメータを判別できます。難しい場合は手動でも設定が可能です。
メールマガジンなどからの流入を正確に計測ができるようになり、マーケティングの評価を行えます。
コンバージョン
ECサイトなどではカートに商品を入れてから購入がされるまでの経路のどこで離脱が起きてしまったのかがわかるとすぐに改善につながります。
また、離脱が起きたページについてヒートマップ分析を使って原因を深く調べることもできます。
ワンクリック フィルター
細かくセグメント分析をしたいけど、設定が面倒なので 使いにくいということはありませんか?
Ptengineはあらゆるデータがすべてワンクリックで手軽にセグメントをかけて結果を表示できます。
ページグループ
ECサイトであれば商品のページを各カテゴリーでまとめてユーザーの流れを大きく把握することができます。
また、特定のパラメータがついた複数のランディングページなどを一つにまとめて全体の数値を計測することが可能です。
などが出来ます。私が利用したいと思った決め手は、リアルタイムに分析結果が得られる点です。
ワードプレスのプラグインであるjetpackにも近い機能がありますが、Ptengineの方がさらに詳細なデータが取得できるところが気に入りました。
Ptengineには、無料版と有料版がありますが、無料版でも、計測可能PV数/月25,000件と私のサイトにとっては十分な計測数があります。もう一つの大きな機能であるヒートマップについても1画面までは無料で使えますので、お試しには良いかと思います。
実際の画面イメージ
このツールを使うと自分のサイトでは、こんな感じのデータになりました。興味がある方のために少しイメージを張っておきます。
訪問数
流入数
端末情報
訪問ページ
地域
注意
導入にあたり少しハマったことがありますので、書いておきます。
導入直後に携帯からのアクセスしか収集できないってことがありました。原因は、WordPressのそれぞれのページを構成するソースを最適化して、 サイト表示速度の向上に寄与してくれるプラグイン「Head Cleaner」でした。サイトの速度を上げるために導入していたのですが、ヘッダーとボディの中身を最適化してくれたことで、Ptengineに必要な js の順番などが変ってしまったのが影響したのだと思います。
同じような現象が起こってしまった場合は、こういった最適化ツールを疑ってみるのも必要だと思います。
まとめ
Ptengineを導入することで、ユーザがどのような情報を見たくて私のサイトを訪れてくれているのかをリアルタイムに分析出来るので、より詳細な情報を発信したりよく見られている過去のページを更新したりと、みてもらいやすいページ作りを行っていけるのではないかと思っています。