貸株 資産運用

貸株について


貸株とは

保有する株式を証券会社に貸すことで、貸株料を受け取ることができるサービスです。信用取引において空売りをする場合に投資家が借りて売っている株も貸株によって調達されたものなのです。 具体的に証券会社に株を貸すことでもらえる貸株料については、証券会社や貸す株式によって差はあるものの0.1%~0.5%程度となっていることが多いようです。

メリット

金利がもらえる

長期保有を検討している株式などを貸し出すことで、譲渡益や配当のほかに貸株金利の収益が期待できます。 「超」プレミアム銘柄が設定されている証券会社もあり年利20%にもなる株もあります。

配当金や株主優待ももらえる

通常、株式を貸し出すと株主の権利も移転しますが、株式を貸出す際に「優待優先」を選択することで、株主優待の権利獲得日に自動的に優待の権利を取得できるサービスを提供している証券会社があります。

デメリット

名義が証券会社のものになる

一部の企業が実施している「長期保有投資家に対する優遇」がある場合には注意が必要です。連続して保有することから外れてしまうため長期保有の優待がもらえなくなってしまいます。 また、メリットで「優待優先」を選択することで権利が取得できると書きましたが、隠れ優待としてアンケートに答えると優待がもらえるなどの企業には自分で貸株から外すなど対応が必要になります。 「配当金」についても実際は、「配当金相当額」ですので雑所得扱いになります。 年収2,000万円以下のサラリーマンの方で給与所得以外の所得が20万円以下まで認められているのですが、これを超える場合は確定申告が必要になります。「配当金相当額」の時点で予め源泉徴収税額を差し引かれているのに更に課税されてしまうことになります。

信用取引の担保にできない

信用取引をする場合、株式を「代用有価証券」として担保に入れることができますが、貸株サービスを利用している株式は信用取引の担保とすることができません。 個別の株単位で、どちらかにしか利用できないだけでなく。貸株サービスと信用取引がどちらかしかできない証券会社もあるようですので注意してください。

証券会社の信用リスク

貸株先となる証券会社が倒産するリスクがあります。僕らがもつ株式は、証券会社の資産とは切り離されて考えられてますので、証券会社が破綻したとしても僕らの資産は保証されています。 しかし、貸株を行うと名義が証券会社のものになるため倒産時には、債権者から差し押さえを受けることになります。このため、貸し出す先の証券会社が健全かどうか考える必要があります。

まとめ

メリットとデメリットを考え許容できる範囲で使ってみたいと思います。まずは、設定した貸株対象を見直し金利が1.0%以上のもの長期優待や隠し優待がないものに絞りたいと思います。 年間で20万を超えることは当分ないと思われますが、超える場合は手動で貸株を外しきちんと「配当金」で受け取る方法で対応したいと思います。手間が増えてきたら、その時に再考察したいと思います。    ]]>


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