2/20に「セゾン投信の第9期運用報告会」に参加してきました。その様子をレポートします。
毎月の積立の一部をアクティブ運用であるセゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」に投資しています。
セゾン資産形成の達人ファンドは、投資対象ファンドを通じて厳選した企業の株式に投資 することで安定的な成果を目指すファンドです。
セゾン投信では、定期的にセミナーが開かれていて口座を持っていると、そのセミナーへのお誘いがメールで届きます。
今回は、第9期運用報告会が博多で開かれましたので、参加してきました。前回に続いて2回目の参加になります。
相場の見方などいろいろな人の意見を知り参考にするため、こういった機会があれば積極的に参加したいと思っています。
第9期運用報告会
2015年を振り返って(マーケティング部)
大きなイベントとしては、「日本郵政との提携」があります。郵便局でのセミナーの開催や小冊子「お金の育て方」の制作、オリジナル切手シートプレゼントキャンペーンなどが行われました。
「お金の育て方」は、郵便局で手に入るようです。3月から新バージョンになるとのことでしたので、それを待っても良いかもです。
2015年の受賞歴が紹介されました。
「セゾン資産形成の達人ファンド」
リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2015 最優秀ファンド賞
R&Iファンド大賞2015 最優秀ファンド賞 (投資信託 投資信託部門/外国株式)
R&Iファンド大賞2015 最優秀ファンド賞 (投資信託 NISA部門/外国株式)
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015 第4位
営業開始から順調に増え続けついに口座数が10万口座を突破しました。上にある受賞の影響などで注目を集めたことで、ここ数年の口座開設数の伸びが大きく上がっています。
男女比率や年齢層などのお客様の特徴の紹介とアンケート結果の報告が行われました。アンケート結果の詳細は、HPでも確認できます。
セゾン投信のフィデューシャリー宣言と成長戦略(代表取締役社長 中野晴啓)
中野社長からフィデューシャリー宣言の意味とこれからのセゾン投信について熱く語ってくれました。
フィデューシャリー宣言とは、投資信託運用業者として「お客さまのため」にのみ資産運用業務に従事し、専ら長期投資に努めることを公約することです。
実際の宣言の内容は、こちらから確認できます。セミナーに参加したことで、中野社長の言葉を直接聞くことができたので、安心して運用を任せられると感じました。
第9期運用報告
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
債権と株式のリバランスが適切に行われたことによって、パフォーマンスの改善が行われていました。参考指数とおおむね同じ動きが出来ているとのことでしたので、バランスファンドとして優れているのではないでしょうか。運用管理費については、大口用のファンドに切り替えが行われていて2015年9月に実質信託報酬が0.05%の引き下げが行われました。
「セゾン資産形成の達人ファンド」
3月にT.ロウ米国大型バリュー株式ファンドを売却して、アライアンス・バーンスタイン米国株式集中投資ファンドを新規に組み入れています。これにより、質を伴った高い成長が期待できる米国企業への集中投資が行えるようになりました。また、太平洋地域やアジア地域の質の高い企業への投資を行うスパークス・ワンアジア厳選投資ファンドを組み入れています。
5月には、3月の組み入れファンド変更の影響で、保守的な構成になったことで現金比率の引き下げが行われています。
リスクを下げながらも積極的に組み入れを変更していくことで、大きなパフォーマンスを獲得できたようです。
さらに新規ファンドの組み入れを予定しており、準備が出来次第報告しますとのことでした。
投資家から見たセゾンファンド(FCP代表 房前)
前回に続いて房前さんが来てくださいました。実は、アンケートにとても説明が分りやすかったので、次回も来てくださいって書いてましたら、願いが届きましたw
いつも房前さんが言っているのは、この4点になります。
- ファンドの運用の目的が理解できるか
- その目的を果たすように運用されているか
- その結果が満足できるか
- 将来も継続すると期待できるか
この4点について、各ファンドを検証してくれます。ぜひ機会があれば講演を聞いてほしいです。
「セゾン資産形成の達人ファンド」がべた褒めされています。下げ相場では、指数より下がらず。上げ相場では、指数を上回る上昇をしていることで出来すぎだと…この後が怖いともw
質疑応答
ここからは、セミナーに来てくれた方からの質疑になります。今回は、あまり時間がなかったので3人だけでした。
出口戦略について
資産形成時期には、自動積立という形である意味ほったらかしで良いのですが、出口では信託を現金に戻すのに毎回手続きが必要なので、定期解約みたいな仕組みが欲しいとの質問でした。
回答としては、そういったニーズがある事は認識しているので、システム的にも対応したいとのことでした。
後、中野社長としては、老後も必要になったら必要なだけ現金化して、それ以外では運用を続けていくのも一つの選択肢で、そちらをススメたいと言っていました。自分で全部使い切る必要もなく、子供たちにつなげるのも良いのではないかと言っていました。
買い付け方法の選択肢を増やしてほしい
セゾン投信の買い付けには、既存の口座からの振り込みが必要となるのですが、私たちのようなネット世代ですとスマフォやPCでサクッとやれちゃうのですが、ご年配の方ですと銀行の窓口を利用する人が多いようです。で、銀行の口座を作ろうとすると資産などを聞かれた挙句に口座開設を拒否されることもあったとの質問者の体験が語られました。
セゾンとしては、「日本郵政との提携」を行ったのですから、そう遠くないところで郵便局がうまく利用出来ればとの回答でした。
今の経済状況の影響について
原油価格の低下などで、資源株への影響が大きいがセゾンでは、資源株への投資を行っていないとの事でした。逆に他の株までつられて安くなっているので、業績からみて割安となっている企業への投資を積極的に行えるチャンスととらえていると回答されていました。
残念だったこと
まったく同じ時間に、第24回「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ in 福岡」が開催されていました。今年の目標としてセミナーやブロガーの集まりには積極的に参加する予定でしたが、同じ時間はさすがに無理でした。先に募集があり参加表明をしていたセゾンセミナーに行きましたが、コツコツの方も次のチャンスは逃さないようにしたいです。