三菱自動車の燃費不正問題について、ユーザに寄り添った対応をしてくれるか今後の情報に期待しています。
今回の報道
三菱自動車は20日、軽自動車4車種で、燃費試験のデータを不正に操作していたと発表しました。対象は4車種62万5,000台で、同社は該当する車種の生産を停止。国交省は愛知県岡崎市にある三菱自動車の技術センターへ立ち入り検査を始めました。
対象は、2013年6月以降に販売された「ekワゴン」「ekスペース」15万7,000台と、日産向けに生産した「デイズ」、「デイズルークス」の46万8,000台です。
日産が測定した結果、三菱が示した燃費と7%ものズレがあり、三菱自動車の当時の部長が指示して意図的にデータを偽装していたことが判明しました。
4車種はいずれもエコカー減税の対象で、今後、減税幅が小さくなる可能性があります。三菱自動車は、燃料代の補填などについてユーザーへの対応も検討するとしています。
野村証券の保証に対する試算
野村証券の試算によれば、エコカー減税の追納で1台当たり1万〜2万円、ガソリン代の補償で4万8000〜9万6000円、消費者へのおわびで1万〜5万円かかり、1台当たり計6万8000〜16万6000円かかる見通し。「eKワゴン」など三菱自が直接販売した台数は15万7000台にとどまるが、日産は営業力を生かして三菱自の約3倍販売しており、日産への補償は三菱自の経営を圧迫する。
私見
実は、去年の6月に日産のデイズルークスを購入しており、10月に納車されていました。
購入については、母の通院などで少し遠い病院に通うのにレンタカーを使っていたのですが、手術日が近づくにつれて回数が増えており、術後も経過観測のため通院が続くことが分かったため購入に踏み切りました。1回6,000円ほどのレンタカー代も積み重なって数十万円となることが想定されていましたので、購入そのものについては必要なものでしたので、何も問題ありませんでした。
日産に決めた理由としては、単純にサービスが良かったからです。会話や連絡頻度から担当者も信頼の置ける人だと判断できましたし、他のメーカーに比べるととても良かったと思っています。同じメーカーでも複数の販売店を訪れて交渉を重ねて決めました。
で、問題が発生です。こういう時にサービス提供側がユーザに対してどう考えているかが見えてくると思います。問題に直面してしまったことは残念ではありますが、これからも付き合っていけると考えることができる対応をしてくれることを楽しみに待ちたいと思っています。
正直なところ過去2度のリコール隠しがあり行政から指導もされていたにも関わらず今回の件が発生しました。日産からの指摘がなければ、このまま隠されていたのでしょう。三菱自動車はもう信用できません。日産自動車の対応に期待します。
本日(4/26)の国交相への報告内容について
報告内容
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2016/news/detailg427.html
特別調査委員会の設置について
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2016/news/detailg426.html
調査結果の報告が3ヶ月後ということで、長い戦いになりそうです。