セゾン投信 資産運用 投資信託

セゾン投信の第11期運用報告会in福岡に参加してきました


2/18に「セゾン投信の第11期運用報告会」に参加してきました。その様子をレポートします。

毎月の積立の一部をアクティブ運用であるセゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」に投資しています。

投資の内容が適切であることと投資方針に変更がないことを確認するため。また、社長や運用部の話を直接聞いて今後の投資について考えるために出来るだけ参加するようにしています。

セゾン資産形成の達人ファンドは、投資対象ファンドを通じて厳選した企業の株式に投資することで安定的な成果を目指すファンドです。

今回は、第11期運用報告会が天神で開かれましたので、参加してきました。今回で4回目の参加になります。

第11期運用報告会

 

金融政策と積立NISAへの期待(セゾン投信社長 中野晴啓)

40分ちかくお話をされていました。詳細は映像などがHPに公開されるのでそちらに任せるとして、ここでは私の心に残っていることをピックアップします。

 

金融政策としては、国が積立NISAに力を入れて来ていて積立NISAに登録されている投資信託には厳しい条件が課せられている。そのため当初の数は50くらいしかなかった。アクティブファンドについてはもっと厳しい。セゾンの2ファンドはどちらも入っている。

セゾン投信には質の高いお金が集まっているということでした。それを表す例として、インベスターリターンについて解説がありました。各ファンドの設定来のリターンは以下のようになっています。

※インベスターリターン(金額加重収益率)とは、設定来のすべての受益者による投資金額の平均収益率です。

・セゾンバンガード・グローバルバランスファンド:3.6% / 年

・セゾン資産形成の達人ファンド:7.1% / 年

これも既にすごいのですが、実際のお客様の利益であるインベスターリターンでみると

・セゾンバンガード・グローバルバランスファンド:6.8% / 年

・セゾン資産形成の達人ファンド:12.3% / 年

になります。これは積立を相場状況によらず実直に続けているお客様が多いことで達成できています。時間分散がしっかりできており安いときにたくさん買えた投資信託がしっかり伸びてきたときに利益になっていることを数値があらわしています。

 

第11期運用報告

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」

期中の騰落率は、11.27%(13,181円→14,667円)となっています。世界的に株価が上昇したこと、また債券市場も堅調でした。

債権と株式のリバランスが適切に行われた。しかし、期の後半は株価が上昇を続けたことによりリバランスの効果はマイナスに寄与しました。これは当ファンドの仕組みである株と債券の比率を1:1に保つためのものですので、全く問題ありません。むしろ相場に引っ張られずに適切にリバランスされたことになります。

2017年3月に信託報酬が0.01%の引き下げが行われました。

「セゾン資産形成の達人ファンド」

期中の騰落率は、25.05%(16,637円→20,804円)となっています。世界的に株価が上昇したこと、また債券市場も堅調でした。

全ての組み入れファンドがプラスに寄与しており、特にコムジェストヨーロッパファンドと米国オポチュニティファンドが大きく上昇しました。

3月にT.ロウ米国大型バリュー株式ファンドを全額売却して、BBHコア・セレクト・ファンドへの投資を開始しています。これは、より長期視点での投資を行うためと特定のベンチマークを重視しないように組み換えが行われました。

2017年3月に信託報酬が0.01%の引き下げが行われました。

信託報酬の引き下げについては、セゾン投信から安定した投資が行われておりさらに規模も大きくなっていることから組み入れファンドとの個別交渉が可能となったということでした。

投資家から見たセゾンファンド(FCP代表 房前)

前回に続いて房前さんが来てくださいました。

いつも房前さんが言っているのは、この4点になります。

  1. ファンドの運用の目的が理解できるか
  2. その目的を果たすように運用されているか
  3. その結果が満足できるか
  4. 将来も継続すると期待できるか

この4点について、各ファンドを検証してくれます。ぜひ機会があれば講演を聞いてほしいです。

質疑応答

ここからは、セミナーに来てくれた方からの質疑になります。今回も、いつも通り時間がなかったので3人だけでした。

NISAのロールオーバーについて

NISAも今年で5年目となり最初から使っている人にとっては来年にはロールオーバーするかどうかの選択に迫られます。どういった形にするのがよいのか質問者も迷っておられるようでした。

今のところ3パターンの選択肢があります。

1.売却

2.ロールオーバー

3.課税口座への移動

去年ロールオーバーへの見直しが行われてロールオーバー可能な金額に制限がなくなりました。当初は120万円だけ移動でき残りはどうすか自分で決めてねってことになっていましたが、全額をロールオーバーできることになりました。そうなると120万円を超える金額がロールオーバー可能となり節税メリットを受けることが出来ます。相場が緩やかにでも上昇を続けることを予想している人にとっては全額ロールオーバーが有力な選択肢となります。

もちろん下がるときは投資額が大きくなったままになっていることからデメリットも大きくなります。この辺りはこれからをどのように予想するかになりますね…

 

今年に入ってからの株暴落について

毎回聞かれることの1つになっています。直近の暴落暴騰についての話題です。

今回の暴落については、リーマンショックなどの信用が落ちたことによって起きたものではないため大きな影響はなく時間と共に落ち着くとみているようです。

私もセゾン投信の運用方針から見ても影響はないと思います。

 

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのコストについて

インデックスファンドの信託報酬下げ合戦が続いています。これにより当ファンドが相対的に高い報酬に見えてしまうことに対して何か対策を行ったりするのか。

セゾンは、その戦いには参戦しない!

利益度外視の設定にしてしまうと中長期的には会社の存続にもかかってくるし当然だと思います。上に書いた通り継続的な投資を行うことで組み入れファンドとの交渉により成果があがったり、運用金額が大きくなることでコストダウンが出来たときはきちんと信託報酬を下げてくれます。

米国のバンガード社が30年かけて企業努力により今の信託報酬まで下げてきたようにセゾンも長い目でみるのが良いと思います。きっと期待に応えてくれます。

私からの要望

アンケートにも書かせてもらったのですが、積立額を変更したいときにネットで完結することが出来ずに資料の取り寄せが必要になっています。投資できる金額が上がったらすぐあげたいし、何かしらの問題が発生したらすぐ止めたいです。システム改善を望みます。

K.o-

これからも毎年参加してしっかりと方針の確認をしていきたいと思います。


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